私立高校の専願(単願)で落ちる確率は?落ちたらどうなるかと、受ける学校の数字の確かめ方

私立高校の専願(単願)で落ちる確率は?落ちたらどうなるかと、受ける学校の数字の確かめ方 高校受験

執筆・監修:小川 真理子先生(受験アドバイザー/指導歴15年)
「何から手をつければいいか」を、現実的な学習計画に翻訳するのが役目。

「専願(単願)なら受かるよ」と言われたけれど、本当かどうか気になって検索した人。出願して、結果を待っている人。不合格の結果を受け取ったばかりの人。この記事は、そんな中3のあなたに向けて書いています。

先に答えを書きます。私立高校の専願(単願)でも、落ちることはあります。何%が落ちるのかという全国共通の数字はありません。ただ、専願の受験者数と合格者数を公表している県や学校はあります。この記事では、公表されている数字の例を1つ見たうえで、自分が受ける学校の数字を確かめる方法を書きました。

もうひとつ。公表されている数字には、引き算をしても「落ちた人数」にならないものがあります。理由は、実際の資料を使って、記事の中ほどで説明します。

落ちたらどうなるかは、後半に、確かめる順番を3つで書きました。もう結果が出た人は、そこから読んでもかまいません。

まず結論(一問一答)

Q. 私立高校の専願(単願)で落ちる確率は、どのくらいですか?
A. 全国共通の数字はありません。 合格の基準も、受ける人数も、学校ごとに違うからです。公表されている実数の例を1つ挙げます。滋賀県は、県内の私立高校(全日制10校)の入試について、専願と併願を分けた人数を公表しています。令和8年度入試(2026年春入学)では、10校の合計で、専願の受験者数が 2,434人、合格者数が 2,291人でした(滋賀県「令和8年度私立全日制・定時制高等学校入試合格者数について」の学校別の資料)。ただし、この2つの数を引き算しても、「落ちた人数」にはなりません。学校ごとに見ると、受験者数と合格者数が同じ学校もあれば、受験者 277人に対して合格者 174人の学校もありました。ほかの県・ほかの学校には当てはまりません。

Q. 専願でも、落ちることはありますか?
A. あります。 専願で約束をするのは受ける側です(確認した募集要項では「合格した場合には必ず本校に入学する者。」など)。学校が合格を約束する方式ではありません。確認した募集要項には、専願の入試でも試験や調査書などを「総合的に判定します」と書き、希望したどのコースの基準にも届かない場合は「不合格となります。」と書く学校がありました。

Q. 専願(単願)は、併願より受かりやすいのですか?
A. 学校ごとです。 確認した募集要項には、専願(単願)と併願で合否の扱いに差をつけると書く学校が3校ありました。単願の受験者の合計点に点数を加える学校、併願の合格の線を専願より高く置く学校、専願と推薦は併願より合格の基準を優遇すると書く学校です。ただ、差をつけることと、合格を約束することは別です。差があるか、どのくらいかは、受ける学校の募集要項で確かめてください。

Q. 専願で落ちたら、どうなりますか?
A. まだ受けられる入試が残っているかを、その日のうちに確かめます。 何が残っているかは、学校と県で違います。同じ学校の別の入試区分や別のコースでの合格、ほかの私立高校、公立高校の出願が候補ですが、どれも、あるとは限りません。最初にすることは、中学校の先生に結果を伝えて、次に出願できる入試と締切を確かめることです。順番は本文の後半に3つで書きました。

Q. 自分が受ける学校の数字は、どこで分かりますか?
A. 探す場所は3つです。 県の私立学校の担当課や私立学校の団体のサイト、受ける学校のサイトにある入試結果、そして中学校の先生です。見る欄は、専願(単願)の受験者数と合格者数の2つ。見つけたら、表の注も読みます。

——では、専願で「約束」しているのは、だれが、何をなのか。そこから確かめます。

専願は「合格の約束」ではない

専願(学校によっては単願)は、その学校に進むことを前提に受ける方式です。確認した私立高校の募集要項には、専願の出願資格に「合格した場合には必ず本校に入学する者。」と書く学校がありました。「本校を第一志望とする者」と書く学校もあり、書き方は学校ごとに違います。

どの書き方でも、約束をするのは受ける側です。学校の側が書いているのは、選び方です。確認した募集要項には、専願の入試について、試験や面接、調査書などを「総合的に判定します」と書く学校がありました。専願は、試験を受けて、選ばれる入試です。

言葉の意味と、併願との違いは、保護者向けの別の記事「専願と併願の違い(専願・単願とは何を約束する受け方か)」で扱います。

中学校長の推薦を受けて出願する人(単願推薦など)の話は、別の記事「高校の推薦入試で落ちる確率(推薦で出願している場合)」で扱います。推薦かどうかは、出願書類に推薦書が入っているかで分かります。

では、落ちる人はどのくらいいるのか。公表されている数字を見ます。

「確率」に全国共通の数字が無い理由と、公表されている数字の例

全国共通の数字が無い理由は2つです。

1つ目。私立高校の入試は、学校ごとに決められています。専願という区分があるか、何を試験にするか、合格の基準をどこに置くかは、学校で違います。

2つ目。専願(単願)だけを分けて、受験者数と合格者数を全国でまとめた公的な統計は、当協会が探した範囲では見当たりません。公表しているのは、県や学校です。

公表されている数字の例(滋賀県・令和8年度入試・2026年春入学)

滋賀県は、県内の私立高校の入試について、志願者数・受験者数・合格者数を、専願と併願に分けて学校別に公表しています。資料は、滋賀県「令和8年度私立全日制・定時制高等学校入試合格者数について」(2026年2月5日・子ども若者部 子ども若者政策・私学振興課)に付いている「合格者状況(学校別)」です。全日制10校の合計は、次のとおりでした。

専願の欄(全日制10校の合計) 人数
受験者数 2,434人
合格者数 2,291人

私立高校の専願(単願)の数字を確かめる方法を示した図。探す場所は3つ(県の私立学校の担当課や私立学校の団体のサイト、受ける学校のサイトの入試結果、中学校の先生)、見る欄は2つ(専願(単願)の受験者数と合格者数。コース別の行があれば自分のコースも)、読む注は3つ(推薦の人が一緒に数えられていないか、別のコースでの合格が入っていないか、いつの年度か)。例として、滋賀県の私立高校(全日制10校の合計)の令和8年度入試(2026年春入学)は、専願の受験者数 2,434人、合格者数 2,291人で、引き算をしても落ちた人数にはならないことを示す(出典は滋賀県「令和8年度私立全日制・定時制高等学校入試合格者数について」の合格者状況(学校別))。学校ごとに開きがあること、何を数えた数かが資料に書かれておらず専願の欄が推薦の人と合わせた数になっている学校があること、ほかの県・年度・学校には当てはまらず計算は数え方が分かったときだけにすることを注記した図

この数字を、そのまま「落ちる確率」にできない理由

リードで、引き算をしても「落ちた人数」にならないものがある、と書いたのは、この資料のことです。受験者数から合格者数を引けば、落ちた人数が出そうに見えます。けれど、この表では、そう読めません。理由は4つあります。

  1. 合計は、学校ごとの数字を足したものです。 10校を1校ずつ見ると、専願の受験者数と合格者数が同じ学校(228人と228人)もあれば、受験者 277人に対して合格者 174人の学校もありました。大半の学校は、2つの数が同じか、近い数です。合計から出した割合は、どの学校にも当てはまりません。
  2. 合格者数が受験者数より多い学校があります。 受験者 45人に対して、合格者が 50人の学校です。合格者数に、その欄の受験者ではない人が入っていると読むほかありません。
  3. 何を数えた数なのかが、資料に書かれていません。 資料にある注は、追試験の受験者を含まない、という1つだけです。「専願」「合格者数」の数え方の説明はありません。
  4. 「専願」の欄が、推薦で出願した人と合わせた数になっている学校があります。 10校のうち1校は、学校が自分で公表している入試結果の表で「専願・推薦」を1つにまとめていて、その人数は、県の資料の「専願」の欄と同じでした。この学校の表には、「※合格者数には回し合格を含んでいます。」という注も付いています。第1志望のコースの基準に届かなかった人が、別のコースで合格になることがある、という意味です。

専願という言葉の意味も確かめました。10校のうち2校の、次の年度(2027年度)の募集要項を開いたところ、2校とも、専願の出願資格に、合格したら必ず入学することを書いていました。残る8校の募集要項は開いていません。

だから、この記事では、滋賀県の数字から「落ちた人数」も「落ちる確率」も出しません。この資料から言えるのは2つです。専願の受験者数と合格者数が同じ学校も、大きく開いている学校もあること。そして、自分が受ける学校の数字を見なければ、自分のことは分からないことです。

「専願で落ちるのは◯%」という数字を見かけたら、どの県の、どの年度の、何を数えた数字かを確かめてください。出どころが書かれていない数字は、自分の判断の材料には使えません。

では、自分が受ける学校の数字は、どこにあるのか。

受ける学校の数字の確かめ方

自分が受ける学校の名前を思い浮かべながら読んでください。

受ける学校の数字を確かめる4つの手順

  1. 探す場所は3つ。 ①県の私立学校の担当課や、その県の私立学校の団体のサイト。「(県名) 私立高校 入試 合格者数」などの言葉で探します。②受ける学校のサイト。「入試結果」「入学試験結果」というページや資料があるかを見ます。③中学校の先生。①と②に載っているのは、どれも前の年度までの結果です。
  2. 見る欄は2つ。 専願(単願)の受験者数と、合格者数です。コース別・学科別の行があれば、自分が受けるコースの行も見ます。
  3. 表の注を読む。 見ることは3つあります。推薦で出願した人が専願と一緒に数えられていないか。合格者数に、別のコースでの合格が入っていないか。いつの年度の数字か。
  4. 引き算と割り算は、数え方が分かったときだけ。 注を読んでも数え方が分からないとき、合格者数のほうが受験者数より多いときは、計算しないでください。その表を先生に見せて、「この学校の専願は、去年どうでしたか」と聞きます。この通りに言う必要はありません。自分の言葉で聞いてください。

受ける学校が数字を公表しているとは限りません。県や団体の資料に、専願の合格者数まで載っているかも、県と資料によります。見つからないときは、手順1の③、中学校の先生に聞いてください。

事前の相談で言われたこと

確認した募集要項には、専願の一部の方式について、中学校の先生を通した事前の相談を経ることを、出願の条件にしている学校がありました。こうした相談で伝えられた内容は、前の年度の数字よりも、自分に近い手がかりになります。ただ、この記事では、それを合格の約束とは書きません。確認した募集要項に書かれていたのは、相談を経ることが出願の条件だ、というところまでです。

数字が見つかっても見つからなくても、次に知りたいのは「自分は何で決まるのか」です。

専願でも不合格になるのはどんなときか

学校が何人を合格にするかは、自分では変えられません。変えられるのは、自分の準備です。ここでは、自分で防げることを3つ書きます。

  1. 出願資格を確かめずに出願する。 専願の出願資格は、学校ごとに募集要項に書いてあります。確認した募集要項には、専願入試の出願資格に「生活態度が真面目で出席状況が良好である者。」という条件も置く学校がありました。自分が資格を満たしているかは、出願の前に、募集要項と中学校の先生で確かめられます。
  2. 「専願だから試験は形だけ」と考える。 上で開いた滋賀県の2校の募集要項では、専願の入試にも学力試験があり、学校によっては面接や作文もあります。その結果と調査書などを合わせて判定する、と書かれていました。コースごとに合格の基準が違い、第1志望のコースに届かなければ別のコースでの合格になる、希望したどのコースの基準にも届かなければ不合格になる、と書く学校もありました。専願でも、当日の試験の準備は要ります。
  3. 書類と締切を人まかせにする。 出願書類の締切は、自分で守れます。締切を過ぎると、出願できません。中学校に出す締切と、高校に出す締切の両方を、先生に確かめてください。

「基準を満たしていれば大丈夫」と聞くことがあるかもしれません。それが自分の受ける学校に当てはまるかどうかは、募集要項と、中学校の先生を通じた確認でしか分かりません。

内申が基準に届かないと言われている人は、「内申点が足りないと言われたら」に、確かめる順番をまとめています。すでに付いた内申は変えられませんが、確かめることと、これからできることは残っています。

ここまでが、結果が出る前に自分でできることです。最後に、結果が思うとおりにならなかったときの動き方を確認します。

専願で落ちたらどうなるか——確かめる順番

もう結果が出た人は、ここから読んでもかまいません。まだの人は、結果の日の前に一度読んでおいてください。

リードで書いた「確かめる順番」は、次の3つです。

専願で不合格だったときの3つの順番

  1. その日のうちに、中学校の先生に結果を伝え、次に出願できる入試と締切を確かめる。 ここだけは、気持ちが落ち着くのを待たずに動いてください。締切を過ぎると、出願できません。
  2. 残っている道を、3つの確かめ先で確かめて、受験校を決め直す。 3つの確かめ先は、すぐ下に書きます。先生と、おうちの人と話して決めてください。
  3. 次の日に、勉強に戻る。 次に受ける入試の教科を開きます。決まっていなければ、直近の模試や過去問でいちばん点を落とした教科の、1つの単元から始めます。

私立高校の専願で不合格だったときの動き方を、3つの順番と3つの確かめ先で示した図。順番の1つ目は結果が出た日に、中学校の先生に結果を伝えて、次に出願できる入試と締切を確かめる。2つ目は3つの確かめ先で確かめて、先生とおうちの人と受験校を決め直す。3つ目は次の日に勉強に戻る(次に受ける入試の教科、決まっていなければいちばん点を落とした教科の1単元)。確かめ先の1つ目は落ちた学校の募集要項と結果の通知(別の入試区分に出願できるか、別のコースでの合格になっていないか)、2つ目は公立高校の出願(出願できるかと締切を県の実施要項で)、3つ目はほかの私立高校(合格した学校・出願を済ませた学校)について、入学手続きの期限と、これから出願できる私立高校があるか。結果は変えられないが、その日のうちに先生に確かめることと次の日に机に向かうことは自分で変えられること、別の入試区分や別のコースで合格になる仕組みはすべての学校にあるものではないこと、締切と日程は県・学校・年度で違うことを注記した図

3つの確かめ先

  • 落ちた学校の募集要項と結果の通知。 確認した募集要項には、専願入試のほかに、前期・後期や一般入試といった区分を持つ学校がありました。ただ、専願で不合格になった人がその区分に出願できるかどうかは、開いた範囲には書かれていませんでした。出願できるかは、募集要項で確かめるか、先生を通じて学校に聞いてください。また、第1志望のコースに届かなかったときに別のコースで合格になる仕組みを、募集要項に書く学校もありました。この仕組みがある学校では、「落ちた」と決める前に、別のコースでの合格になっていないかを確かめます。
  • 公立高校の出願。 公立高校の入試に出願できるか、締切はいつかは、県の実施要項で決まります。先生に、出願の締切と、受ける高校を相談します。
  • ほかの私立高校(合格した学校・出願を済ませた学校)。 併願で合格している学校があるなら、入学手続きの期限を確かめます。これから出願できる私立高校があるかも、先生に聞きます。

どの行の人も、1つ目の確かめ先(落ちた学校)は先に確かめます。そのうえで、自分がどの場合にあたるかで、先生と確かめることが変わります。結果を待っている人は、自分がどの行になりそうかを、いまのうちに見ておいてください。

ほかの私立高校(合格した学校・出願を済ませた学校) 公立高校を 先生と確かめること
ある 受ける 公立高校の出願の締切と、受ける高校。合格している学校の入学手続きの期限
ある 受けない 合格している学校の入学手続きの期限。まだ合格が無いなら、これから出願できる私立高校があるか
ない 受ける 公立高校の出願の締切と、受ける高校。あわせて、これから出願できる私立高校があるか
ない 受けない・決めていない これから出願できる入試の全部(落ちた学校の別の区分、ほかの私立高校、公立高校)。すぐに先生と相談する

まだ出願の前の人は、専願の1校だけで受けるのかどうかを、いまのうちにおうちの人と話してください。確実に進める学校を1つ入れておく、という受験校の組み方は、保護者向けの記事「私立高校の併願と滑り止めの選び方(受験校は「4層」で組む)」にあります。

専願の結果は、もう変えられません。変えられるのは、その日のうちに先生に確かめることと、次の日に机に向かうことです。

専願の結果がどちらでも、入試までの勉強を止めたくないなら
この記事の最後の表で、自分がどの行になりそうかを確かめて、おうちの人に見せてみてください。そのうえで、公立・私立を問わない高校入試対策の中身を、一緒に見てみてください。
▶ 公立・私立を問わない、家庭教師の高校入試対策

よくある質問(FAQ)

私立高校の専願で、受かる確率はどのくらいですか?

落ちる確率と同じで、全国共通の数字はありません。受ける学校が、専願の受験者数と合格者数を公表していれば、手がかりになります。ただし、推薦の人が一緒に数えられている表や、別のコースでの合格が入っている表では、割り算をしても専願で受かる割合にはなりません。本文の4つの手順で、表の注まで読んでください。

専願の結果を待つあいだ、勉強は続けたほうがいいですか?

続けてください。合格なら、その勉強は高校の授業の土台になります。不合格なら、次の入試までの時間をそのまま使えます。結果の次の日に開く教科と単元を、先に1つ決めておくと、どちらの結果でも迷わず始められます。

出願したあとで、専願を併願に変えられますか?

学校ごとです。確認した募集要項には、「単願から併願への変更はできません。」と書く学校がありました。変えられない前提で、出願の前に、おうちの人と中学校の先生と決めてください。

推薦と専願は、何が違うのですか?

見る場所が違います。推薦は「推薦書が要るかどうか」、専願(単願)は「合格したら入学する約束があるかどうか」です。「単願推薦」のように、2つが組み合わさっている学校もあります。専願の入試の中に、中学校長の推薦書を出して出願する枠を置く学校もありました。推薦で出願する人の数字の調べ方は、この記事のはじめのほうで紹介した、推薦入試の記事にあります。

そのほかの疑問は、よくある質問もあわせてご覧ください。

まとめ|確率は1つに決まらない。受ける学校の数字と、落ちたあとの順番を先に見ておく

  • 私立高校の専願(単願)で落ちる確率に、全国共通の数字はありません。 専願でも、落ちることはあります
  • 公表されている数字の例として、滋賀県の私立高校(全日制10校・令和8年度入試・2026年春入学)は、専願の受験者数が 2,434人、合格者数が 2,291人。 ただし、引き算をしても落ちた人数にはなりません。学校ごとの開きが大きく、数え方が資料に書かれていないためです
  • 受ける学校の数字は、4つの手順で確かめます。 探す場所は3つ、見る欄は2つ、表の注を読む、計算は数え方が分かったときだけ
  • 自分で防げることは3つ。 出願資格を確かめる、当日の試験の準備をする、書類と締切を自分で守る
  • 落ちたあとは3つの順番。 その日のうちに先生に確かめる、3つの確かめ先で受験校を決め直す、次の日に勉強に戻る
  • 結果を待つあいだも、勉強は止めません

今日やることは、自分がいまどこにいるかで決めてください。出願する前の人は、受ける学校の募集要項を開いて、専願の出願資格の欄を読みます。結果を待っている人は、結果の次の日に開く教科と単元を1つ決めて、紙に書きます。不合格の結果が出た人は、中学校の先生に、次に出願できる入試と締切を確かめます。

保護者の方へ——結果の日までに、募集要項の「別の入試区分」と公立の出願の期限を見ておく

ここからは、保護者の方に向けて書きます。

この記事でお子さんに伝えたのは、専願は合格の約束ではないこと、受ける学校の数字を自分で確かめること、そして、不合格だったときはその日のうちに先生に確かめることです。

していただきたいことは、1つです。結果の日より前に、1枚の紙を用意して、2つのことを書いておいてください。受ける学校の募集要項に、専願のほかの入試区分や、別のコースで合格になる仕組みがあるかどうか。そして、公立高校の出願の期限です。期限は、中学校の先生に聞けば分かります。結果の日に、この紙が手元にあれば、調べるところから始めずに済みます。

反対に、控えていただきたいことも1つあります。「専願だから大丈夫」と言い切ることです。安心させたい気持ちからの言葉ですが、お子さんが勉強の手を止める理由になります。「結果がどちらでも、明日やる教科は決めておこう」のひと言で足ります。この通りに言う必要はありません。ご家庭の言葉に直してください。

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