高校生が勉強しない|学年ごとに動く数字と、親ができること

高校生が勉強しない|学年ごとに動く数字と、親ができること 勉強法

執筆・監修:佐伯 悠介先生(学習コーチ/指導歴8年)
勉強の前に「机に向かえる仕組み」から。つまずいた子の伴走が専門。

高1なら、まだ受験の実感がなく、部活と学校に慣れるだけで精一杯の時期。高2なら、成績表を見せなくなり、部活も忙しくなる時期。高3なら、模試の結果について、何も言わなくなる時期。——家で机に向かう姿を見なくなって、「このままでいいのか」と考えている保護者の方へ。

先に結論をお伝えします。高校生の「勉強しない」で保護者が見ておくべきものは、学年によって違います。 違うのは声のかけ方や打ち手ではありません。いま動いている数字のほうです。お子さんの学年で何が動いているかは、このあとの確認表ですぐにわかります。

もうひとつ。「放っておいていいのか」という問いには、学年に関係なく共通する答えがあります。答えは最初の一問一答で、なぜそう言えるのかは中盤でお伝えします。

なお、この記事では勉強のさせ方を扱いません。高校生の勉強の中身に、保護者が入れる余地はそれほど大きくないからです。代わりに、保護者が関われる範囲を具体的にお伝えします。

  1. まず結論(一問一答)
  2. 高校生の「勉強しない」は、中学と仕組みが違う——単位・評定平均・受験方式
  3. 学年ごとに、次に動く数字が違う——高1は単位と赤点/高2は評定平均の母数/高3は出願資格と受験方式
    1. 高1:単位と赤点
    2. 高2:評定平均の母数が固まっていく
    3. 高3:出願資格と受験方式
  4. 放置したときに実際に起きること——学年末に確定した評定が、そのまま評定平均に入る
  5. 高校生が勉強から離れる理由——授業の速さと単位・評定の仕組みが見えていない/受験が自分事になっていない/部活・アルバイト・通学時間
  6. 保護者が関われるのは3つだけ——情報・お金・学校との窓口
  7. 言っても聞かない時期の話し方——話す場面を決める(成績表が届いた日・面談の前)
  8. 家庭の外の手を借りる——学校の先生・塾・家庭教師・オンライン
  9. よくある質問(FAQ)
    1. 高校生が勉強しないのは、放っておいて大丈夫ですか?
    2. 高1・高2・高3で、いちばん急いだほうがいいのはどの学年ですか?
    3. 「勉強しなさい」と言っても響きません。どう声をかければいいですか?
    4. 部活やアルバイトで忙しいことが理由でも、対応は同じですか?
    5. スマホばかり見ていて心配です。取り上げたほうがいいですか?
  10. まとめ|見ておく数字は学年で違い、関わるのは3つだけ
  11. お子さんの学年でいま動いている数字を、一緒に確認しませんか
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まず結論(一問一答)

Q. 勉強しない高校生を、放っておいていいですか?
A. 勉強の中身は、本人に任せてかまいません。 ただし、いま学年で動いている数字だけは、保護者が知っておいてください。 高校の成績(評定)は学年末に確定して学校の記録に残り、その数字がそのまま、大学入試で使われる評定平均の計算に入るからです。

Q. 親は何をすればいいですか?
A. 関われるのは、情報・お金・学校との窓口の3つだけです。勉強の中身に口を出すことは、この3つに入りません。やることを増やすのではなく、3つに絞る——それがこの記事の考え方です。

では、高校生の「勉強しない」は、中学生のときと何が違うのでしょうか。まずは仕組みの話からです。

高校生の「勉強しない」は、中学と仕組みが違う——単位・評定平均・受験方式

中学生のときと同じ感覚で見ていると、見落としやすいことがあります。お子さんの気持ちの変化ではなく、学校の仕組みそのものが変わっていることです。違いは3つあります。

① 単位:科目ごとに「修得できたか」が、進級と卒業に関わる
高校では、科目ごとに単位の修得を認められることが、進級や卒業の条件になります。何点で、何日で、という線は法律で一律に決まっているわけではなく、学校ごとに定められています。中学までは、テストの点で次の学年に上がれるかどうかを心配することは、ほとんどありませんでした。高校では、テストの結果が、進級の話につながり得ます。

② 評定平均:高1からの成績が、大学入試の材料になる
高校の成績表に付く5段階の評定は、高1のものから積み上がり、評定平均という1つの数字にまとめられます。大学入試の方式によっては、この評定平均が出願の条件や審査の材料になります。中学の内申点が高校入試のための数字だったのに対して、高校の評定平均は、高1の成績から大学入試までつながっている数字です。

③ 受験方式:どの方式で受けるかで、必要なものが変わる
大学入試には、学力試験を中心にした一般選抜のほか、高校の推薦を受けて出願する学校推薦型選抜、志望理由や活動などをもとに審査する総合型選抜があります。方式によって、評定平均がどれだけ関わるかが違います。細かい条件は大学・学部・年度で変わるため、この記事では制度の解説はしません。確認先は、高校の進路指導の先生と、大学の募集要項です。

つまり、高校生の「勉強しない」は、気持ちの問題である前に、数字の問題でもあります。

中学生のお子さんのことで読み始めた方は、仕組みの前提が違うため、勉強しない中学生を「ほっとく」とどうなるかのほうが役に立ちます。

仕組みが違うとわかったところで、うちの子はいま、どの段階にいるのか。学年ごとに確認していきます。

学年ごとに、次に動く数字が違う——高1は単位と赤点/高2は評定平均の母数/高3は出願資格と受験方式

先に、確認表を置きます。お子さんの学年の行だけ読めば足ります。

学年 いま、動いている数字 確認しておきたいこと
高1 単位と赤点 赤点の科目があるか/追試・補習の連絡が来ていないか
高2 評定平均の母数 評定がいくつ出ているか/これまでの成績表を手元に残しているか
高3 出願資格と受験方式 評定が要る方式を考えているか/志望する大学の募集要項を確認したか

これは統計的な序列ではありません。受験までの残り時間が短くなるほど、選べる手段が減っていく、という考え方です。 高3がいちばん危ない、と言いたいのではありません。学年が進むほど、確定した評定が増え、あとから動かせる部分が減っていく——その仕組みを、学年の順に並べたものです。

勉強しない高校生の保護者向けに、学年ごとに今動いている数字を示した図。高1は単位と赤点(赤点の科目・追試や補習の連絡を確認)、高2は評定平均の母数(評定の数・成績表の保管を確認)、高3は出願資格と受験方式(出願の方式・募集要項を確認)。統計的な序列ではなく、受験までの残り時間が短く、確定した評定が多くなるほど選べる手段が減るという考え方を表す

高1:単位と赤点

高1でまず動くのは、各科目の単位が認められるかどうかです。

「赤点」は、定期テストで一定の点を下回ったときの呼び名で、成績表に付く評定(5段階)とは別のものです。赤点を1つ取ったら評定がいくつになる、と決まっているわけではありません。ただ、赤点の科目は追試や補習、課題の対象になることがあり、その扱いが単位の認定に関わってきます。何点から赤点になるのか、追試や補習があるのかは、学校ごとに違います。

高1の保護者が確認しておきたいのは2つです。赤点の科目があるか。そして、追試や補習の連絡が来ていないか。本人が言わなくても、学校からの配布物や保護者向けの連絡に出ていることがあります。

もうひとつ。高1の評定も、あとで評定平均に入ります。 高1は「受験はまだ先」の学年ですが、数字の上では、すでに始まっています。

進級の基準がどう決まっているかは、高校で赤点を取ったときの進級の基準にまとめています。

高2:評定平均の母数が固まっていく

高2で動くのは、評定平均のもとになる評定の数です。

評定平均は、それまでに出た評定をまとめた数字です。高1の分が確定し、高2の分が加わるたびに、平均の土台になる評定が増え、確定していきます。 確定した評定が増えるほど、残りの評定で平均を動かせる幅は小さくなります。高2は、その土台が大きく固まっていく学年です。

高2の保護者が確認しておきたいのは2つです。評定がいま、いくつ出ているか。そして、これまでの成績表を手元に残しているか。評定の数と中身が手元にあれば、あとで平均を出す必要が出てきたときに困りません。

評定平均の出し方と、目標からの逆算は、指定校推薦で使われる評定平均の出し方と逆算で扱っています。

高3:出願資格と受験方式

高3で動くのは、どの方式で、どこに出願できるかです。

学校推薦型選抜(指定校推薦を含みます)では、大学が評定平均などを出願の条件として示していることがあります。一方で、評定平均を出願の条件にしない方式もあります。条件は大学・学部・年度で違うため、確認先は高校の進路指導の先生と、大学の募集要項になります。

高3の保護者が確認しておきたいのは2つです。評定が要る方式を考えているか。そして、志望する大学の募集要項を、本人が確認したか

方式が見えてくると、次は「どの科目を、どう準備するか」です。家庭だけで回る科目と、外の手を借りたほうがいい科目の分け方は、大学受験で、どの科目を外に出すかの決め方にまとめています。

いまどの数字が動いているかがわかったところで、このまま何もしなければ何が起きるのか。ここは、はっきり書きます。

放置したときに実際に起きること——学年末に確定した評定が、そのまま評定平均に入る

先に、仕組みの事実をお伝えします。

高校の評定は、学年末に確定して、学校が作る公式の記録(指導要録)に記録されます。そして、大学入試の調査書に書かれる評定平均は、この記録に基づいて計算されます。

調査書の書き方を定めた文部科学省の「令和9年度(2027年度)大学入学者選抜実施要項」でも、評定平均にあたる「全体の学習成績の状況」は「指導要録に基づき」出すと定められています。

評定は、定期テストの点だけで決まるものではなく、提出物や授業への取り組みも含めて付けられるのが一般的です。そして、学年末に記録された評定は、その数字のまま評定平均の計算に入ります。高3になってから本気を出しても、高1・高2の評定は、記録されたときの数字のまま計算に入ります。 高3で動かせるのは、まだ出ていない評定だけです。

ここで言えるのは、「勉強しないから評定が下がる」と言い切れる、ということではありません。勉強しない時期があっても、評定が保たれることはあります。言えるのは、学年末に記録された評定が、そのまま評定平均の計算に入る、ということです。

学年ごとに言い換えると、こうなります。

  • 高1:赤点の科目は、追試・補習・課題の対象になることがあります。それをそのままにすると、扱いによっては単位の認定に関わります。手段や期限は学校ごとに決まっていて、期限を過ぎると選べなくなるものもあります
  • 高2:高2の終わりには、高校3年間の評定のうち、2年分がすでに確定しています。確定した評定が増えるほど、残りの評定で平均を動かせる幅は小さくなります
  • 高3:評定平均が出願の条件になっている方式では、出願の時点の数字で、出願できるかどうかが決まります。その数字には、高1・高2で記録された評定が、そのまま入っています

放置していた期間が長いほど、あとから立て直すための時間と労力は増えやすくなります。ただし、動かせる部分は、学年が進んでも残っています。変わるのは、その広さです。

ここで、冒頭の「放っておいていいのか」への、学年に関係なく共通する答えに戻ります。勉強の中身は、本人に任せてかまいません。けれど、いまどの数字が動いているかを、保護者が知らないままにはしないでください。 学年末に記録された評定がそのまま評定平均に入る、という仕組みは、どの学年でも同じだからです。

放っておかないほうがいいとわかっても、そもそも、なぜ高校生は勉強から離れるのか。理由を知らないと、関わり方も決まりません。

高校生が勉強から離れる理由——授業の速さと単位・評定の仕組みが見えていない/受験が自分事になっていない/部活・アルバイト・通学時間

高校生が勉強から離れる理由は、1つに決めつけられるものではありません。ここでは、高校に上がって初めて出てくる理由に絞って書きます。どれも「なまけ」ではなく、状況の問題として見てください。

① 授業の速さと、単位・評定の仕組みが見えていない
高校の授業は、中学より1回で進む範囲が広くなる科目が少なくありません。いったん分からなくなると、次の授業はもう先に進んでいます。そのうえ、赤点・評定・単位がどうつながっているのかを、本人がよく知らないまま過ごしていることがあります。仕組みが見えていないと、いまの成績がどこに響くのかも見えません。 見えないものに向けて、勉強する理由は生まれにくいものです。
観察できる様子:テストの結果を聞いても「普通」「大丈夫」としか言わない。教科書やノートを学校に置いたままにしている。

② 受験が、まだ自分事になっていない
高1・高2のうちは、大学受験は「先の話」です。志望校が決まっていない、進路を考えるきっかけがない——この状態では、目の前のテスト勉強が何につながるのかを、本人が実感できません。高3になっても、周りが動き出すまで実感を持てないお子さんもいます。
観察できる様子:進路の話題になると話をそらす。模試や面談の案内を家に持ち帰らない。

③ 部活・アルバイト・通学時間で、時間と体力が残っていない
高校では、部活の練習時間が長くなる、アルバイトを始める、通学に時間がかかる——といった形で、家にいる時間そのものが短くなることがあります。帰宅したときには体力が残っておらず、机に向かう前に1日が終わります。
観察できる様子:帰宅後すぐに横になる。休日は昼まで寝ている。

部活で疲れて帰ってくる日に何を置くかを本人が決めるときは、中学生向けに書いた部活で疲れた日に置く勉強・置かない勉強(中学生向けの記事)の考え方が、高校生にも応用できます。

スマホについて
スマホは、ここに挙げた3つとは別に、どの理由にも重なって出てくるものです。取り上げるかどうかの二択で考えると、たいていこじれます。使う時間の長さではなく、使わない時間帯と場所を決める、という考え方があります。詳しくはスマホのルールを「時間帯と場所」で決める考え方(中学生向けの記事)で扱っていますが、高校生でも、本人と一緒に決める形にすれば応用できます。

理由がわかったところで、では親は何をすればいいのか。実は、保護者が関われる範囲は、思っているよりずっと狭く、3つしかありません。

保護者が関われるのは3つだけ——情報・お金・学校との窓口

高校生の勉強そのものに、保護者が関われる範囲は、実はそれほど広くありません。授業の内容は保護者が教えられる範囲を超えてくることも多く、何より、本人が口出しを受け入れにくい時期です。高校では、勉強の中身には入らないと決めておくほうが、うまくいきます。

そのうえで、保護者にしかできないことが3つあります。情報・お金・学校との窓口です。

勉強しない高校生の保護者が関われる3つの窓口(情報・お金・学校との窓口)ごとに、することとやらないことを並べた表。情報は進路の資料に目を通し募集要項の在りかを知っておく一方で勉強の中身に口を出さない、お金は予算の枠を先に決めて伝え金額の話を蒸し返さない、学校との窓口は三者面談の日程を把握し聞きたいことをメモする一方で先生の指導方針に意見しない

情報:本人が見ていないものを、見ておく
高校生は、目の前の授業とテストで手一杯です。進路の資料や大学の募集要項にまでは、なかなか目が向きません。保護者がすることは、学校から配られる進路の資料に目を通しておくことと、大学の募集要項がどこで見られるかを知っておくことの2つです。反対に、勉強の中身に口を出すことや、問題の解き方を教えることはしません。

お金:選べる範囲を、先に決めておく
塾や家庭教師を使うか、いくつの大学を受けるか——こうした選択は、最後はお金の話になります。これは本人には決められません。保護者がすることは、塾代・受験料などの予算の枠を先に決めて、本人に伝えておくことです。枠がわかっていれば、本人はその中で選べます。反対に、金額の話を本人の前で蒸し返すことはしません。「これだけかけているのに」という言葉は、勉強する理由を「親のため」に変えてしまいます。

学校との窓口:先生と話せる場を、押さえておく
高校になると、担任の先生と保護者が話す機会は減ります。そのぶん、三者面談や学校からの連絡は、保護者にとって数少ない窓口になります。保護者がすることは、三者面談の日程を把握しておくことと、担任の先生に聞きたいことをメモしておくことの2つです。反対に、先生の指導方針に意見することや、本人が聞くべきことまで代わりに聞くことはしません。

3つに共通するのは、やることを増やさないことです。この3つを押さえておけば、勉強の中身は、本人と学校、必要なら家庭の外の手に任せられます。

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3つだけとわかっても、実際にどう声をかけるかは別の話です。次は、話すタイミングを具体的に決めます。

言っても聞かない時期の話し方——話す場面を決める(成績表が届いた日・面談の前)

高校生に「勉強しなさい」が届きにくいのは、言葉の選び方よりも、話すタイミングが決まっていないことのほうが大きい、というのがこの記事の考え方です。思いついたときに言うと、本人には「いつも言われている」ように聞こえます。

そこで、成績の話をする場面を2つに絞ります。

① 成績表が届いた日
成績表は、評定という「動いている数字」が目に見える日です。この日は、成績の話をしてかまいません。そのかわり、点数の話から入らないことと、成績の話は1回に1つだけにすること、この2つを守ります。

たとえば、こんな流れです。

成績表を受け取った日の夜、点数の話から入らず、まず「部活、今日はどうだった?」と聞く。少し間を置いてから、「成績表、見せてもらってもいい?」と聞く。

見せてもらえたら、見るのは確認表の数字(高1なら赤点の科目、高2なら評定の数、高3なら出願の方式に関わる評定)だけです。その場で「どうするの?」と結論を求めないでください。

そのまま写さないでください。 ご家庭の会話のリズムに合わせて、言葉は変えてください。お子さんが部活をしていなければ、最初の一言は、その日のほかの出来事でかまいません。

② 三者面談の前
面談の前は、本人も進路のことを考えざるを得ない時期です。ここで保護者がするのは、面談で先生に何を聞くかを、本人と一緒に1つだけ決めておくことです。保護者が聞きたいことは、先ほどのメモとして別に持っておけば足ります。面談の場で初めて成績の話を持ち出すと、本人は先生の前で責められているように感じます。

この2つ以外の日には、成績の話を持ち出さないでください。話す日が決まっていれば、それ以外の日の沈黙は、放置ではなくなります。

家庭の中でできることをやっても、動かないときがあります。そのときに、誰に、どう頼ればいいか。最後にお伝えします。

家庭の外の手を借りる——学校の先生・塾・家庭教師・オンライン

保護者が3つの窓口を押さえ、話す場面を決めても、勉強そのものが動かないことはあります。それは関わり方が悪いのではなく、家庭の中だけでは届かない部分があるということです。家庭の外には、主に4つの手があります。

  • 学校の先生:担任、教科の先生、進路指導の先生。赤点や単位、評定、出願の方式のことを最も正確に知っているのは学校です。まずはここに聞くのが近道です
  • :決まった時間に、決まった場所で勉強する環境ができます
  • 家庭教師:1対1で、お子さんが分からなくなったところまで戻って進められます
  • オンライン:通学や送迎の時間をかけずに、自宅で指導を受けられます

どれが正解、ということはありません。先に挙げた3つの理由のうち、どれが当てはまるかと、ご家庭の時間と予算の枠で選ぶものです。どの科目を外に出すかの決め方は、高3の節で紹介した記事にまとめています。

なお、勉強の進め方とは別に、気になる様子がある場合は、学校の担任の先生や養護教諭、スクールカウンセラー、お住まいの自治体の相談窓口に相談する方法もあります。

指導事例:全国家庭教師協会の指導現場では、高2のお子さんの保護者から「部活が忙しく、家では何もしていない」というご相談をいただくことがあります。あるご家庭では、最初の回に勉強を始めず、お子さんと一緒に、手元の成績表から評定がいくつ出ているかを数えるところから入りました。そのうえで、提出物が出ていなかった科目を1つだけ選び、次の定期テストまでにやることを、その科目に絞りました。(※指導事例は個人が特定されないよう内容の一部を変えています。結果を保証するものではありません)

よくある質問(FAQ)

高校生が勉強しないのは、放っておいて大丈夫ですか?

勉強の中身は任せてかまいませんが、いまどの数字が動いているかだけは、保護者が確認しておくほうが安心です。高校の評定は学年末に確定して学校の記録に残り、その数字がそのまま評定平均の計算に入る仕組みだからです。たとえば高2なら、評定がいくつ出ているかを成績表で見ておくだけで足ります。焦って口を出す必要はありません。確認することと、口を出すことは別です。

高1・高2・高3で、いちばん急いだほうがいいのはどの学年ですか?

学年による序列は、統計で決まっているわけではありません。 受験までの残り時間が短く、確定した評定が多いほど、選べる手段が減っていく、という考え方です。その意味では、高3が最も選択肢が狭まりやすい時期にあたります。ただ、高1には高1の、高2には高2の動いている数字があります。まずは、お子さんの学年の行を確認表で見てください。

「勉強しなさい」と言っても響きません。どう声をかければいいですか?

言葉を変えるより先に、話す場面を決めてください。 成績表が届いた日と、三者面談の前の2つに絞ると、それ以外の日は成績の話をしなくて済みます。成績表が届いた日は、点数の話から入らず、成績の話は1つだけにします。その場で結論を求めないことも大切です。

部活やアルバイトで忙しいことが理由でも、対応は同じですか?

忙しさそのものは変えられなくても、保護者が関われる範囲は変わりません。 情報・お金・学校との窓口の3つです。たとえば、部活で帰りが遅いお子さんでも、保護者が三者面談の日程を把握し、先生に聞きたいことをメモしておくことはできます。勉強に回せる時間が少ない分、何を優先するかを学校の先生や家庭の外の手と相談するのも、一つの方法です。

スマホばかり見ていて心配です。取り上げたほうがいいですか?

取り上げるか、取り上げないかの二択で考えないほうがうまくいきます。 使う時間の長さではなく、使わない時間帯と場所を本人と一緒に決める、という考え方があります。具体的な決め方は、「高校生が勉強から離れる理由」の節で紹介した中学生向けの記事にまとめています。高校生でも、本人に決める部分を渡せば応用できます。

そのほかの疑問は、よくある質問もあわせてご覧ください。

まとめ|見ておく数字は学年で違い、関わるのは3つだけ

  • 学年ごとに、いま動いている数字が違います。 高1は単位と赤点、高2は評定平均の母数、高3は出願資格と受験方式です
  • 学年末に確定した評定は、記録されたまま評定平均に入ります。 だから、勉強の中身は任せても、数字だけは保護者が知っておいてください
  • 保護者が関われるのは、情報・お金・学校との窓口の3つだけです。勉強の中身には入りません
  • 成績の話をする場面は、成績表が届いた日と三者面談の前の2つに絞ります
  • 家庭の中で動かないときは、学校の先生・塾・家庭教師・オンラインという家庭の外の手があります

今日できることは、1つです。確認表で、お子さんの学年の行を見てください。 確認しておきたいこと2つのうち、1つだけ確かめられれば、今日は十分です。

お子さんの学年でいま動いている数字を、一緒に確認しませんか

ここまでの内容は、ご家庭だけでも進められます。それでも「うちの子は、いまどの段階か」を一緒に確認したいときは、いつでもご相談ください。1対1の家庭教師なら、お子さんの成績表と、いま学校で使っている教材を並べて見るところから始められます。

話を聞いてみようと思われたときに

相談だけのご利用も歓迎です。

【全国家庭教師協会の実績】 入会後の成績アップ率 96.1%/お客様満足度 97.3%/志望校合格率 97.6%(2025年度・自社調べ)。※学習効果には個人差があり、結果を保証するものではありません。

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